多崎礼の「レーエンデ国物語」はいいぞ!(感想。ネタバレなし)

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トリスタン、あなた良い味出してる。

多崎礼さんの「レーエンデ国物語」にハマっています。とても良い。ここ最近は「本好きの下克上」を幾度となく読み返す日々を送っていましたが、多崎作品の「重くて暗くて長(そう)」な感じもとても好きなのです。「本の姫は謳う」「夢の上」「煌夜祭」「血と霧」「夜を統べる王と六つの輝晶」と読んできて、まだ全ての作品を読み終えているわけではないのですが、発売と同時に「レーエンデ国物語」を読んで良かった。

物語が始まったばかりで先も読めないのでネタバレはしませんが、トリスタン、あなた良い味出してる。「イズガータとアーディン」を感じる。「夢の上」とリメイク(完全)版??の「夜を統べる王と六つの輝晶」に出てくるイズガータとアーディンは主役のアライスを支える超重要人物ですが、最新作でもその二人の雰囲気を纏うキャラクターが出てきましたし、「夢の上」の1巻を思い起こさせるラストには、今後の「熱くて重い展開」が約束されているようで、2巻の発売が待ち遠しいです。

「レーエンデ国物語」は「夢の上」を彷彿とさせるファンタジーな世界観を下地とした物語ですが、今のところ剣は出てきても魔法は出てくるか分からない状態です。仮に魔法が出てきたとしても、多崎作品のことだから、きっと命を削るような対価を払わないと魔法は使えないんだろうな…。1巻の最後にそれっぽい描写はありましたが、詳細はまだ不明。

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ヘクトルが、真壁指令の声で話している様に聞こえる。

主人公のユリアの父親も最初から「英雄」として出てきましたが、記号としての英雄ではなく人間味が丁寧に描かれていて、どんどん引き込まれていきます。割と序盤から脳内では「真壁指令(蒼穹のファフナーに出てくる司令官)」の声でしゃべってました。そんなキャラクターです。

多崎礼作品について「もっと評価されるべき!」とSNSで度々呟いてきましたが、最新作の「レーエンデ国物語」は既に第3版まで重版が決定していて居るそうで、
割と昔からのファンとしては「来たるべき時がついに来た!!」という感じです。
「夢の上」が「夜を統べる王と六つの輝晶」としてフルリメイクされたことを経て、更に読みやすくなった分、多崎作品の魅力に気づく人が増えたんだろうな…と想像しています。

さあみんな、レーエンデ国物語を読んで「「重くて暗くて長(そう)」な沼に潜るんだ。沼の底には驚くような感動が待っているはずだから!!

来月はレーエンデ国物語の2巻も出るし、本好きの下克上の最終巻も出るし、資格の勉強してる場合じゃないな!!!

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