美術が好きな方、日本画が好きな人ならご存じの方も多いでしょう、江戸時代の画家・円山応挙のことを。
かくいう私の記憶が確かならば、歴史の教科書でチラッと出てきたような?(うろ覚え…歴史は苦手です。)
今回の記事は、私のような歴史オンチでも分かる、ツイッターで話題の子犬のハンカチについての話題です。
写実日本画家の円山応挙、可愛い子犬も描いてます。
可愛い子犬の絵の作者である、円山応挙(まるやま おうきょ)1733‐95(享保18‐寛政7)は「円山派」を開き、江戸時代中期~後期に活躍した日本画家です。
その作風としては、クジャクやトラ、タンチョウヅルなどの動物や、冬の庭に立つ松の木などをリアルに写生した『動植物画』を得意とした人として有名です。応挙が世に出るまでは、現実とは異なる名所の絵や山水画など、どちらかというとファンタジックな絵が主流だったところに、写実的な世界観を持ち込んだのがこの人です。
羽根の描き込みがとても細やか~。
こちら虎の絵もリアルですが、少し漫画チックというか、デフォルメされていますね。
松の絵も素敵です。
また、NHKのびじゅチューンという番組では、MCの井上涼さんが円山応挙の幽霊という作品をモチーフに作成した動画(「平熱でうらめしや」)が放送されていたりしていて、時代を超えて度々注目されているようです。(※私はこっちの方を先に知っていたので、動植物の写実画家であることは後から知りました。)
余談ですが、この「平熱でうらめしや」では上の幽霊をモチーフにしたキャラクターが、仮病で学校を休もうとする姿がコミカルに描かれています。
子犬をデザインしたハンカチが大人気!!
そんな写実的な作品を多く残した円山応挙の、朝顔狗子図杉戸(あさがおくしずすぎと)に描かれた子犬をデザインしたハンカチがTwitterで人気です!
杉戸絵はその字のごとく、(お寺や、その時代の有力者が住まうお屋敷の)杉の戸に描かれているので、サイズがかなり大きな作品ですが、その中の右側に描かれている子犬と朝顔を刺繍でワンポイントデザインしたようですね。
右側で戯れる子犬たちと朝顔(と…カットされた茶色い犬)
こころなしか、オーディションに受かったものと落ちたものの悲哀が漂ってくる気がします。
個人的には、左側に描かれている子犬も可愛いですね。(後ろ足が届いてないしw)
円山応挙のグッズはどこで売ってるの?
さて、ツイッターでここ数日人気の円山応挙(が描いた絵に描かれている子犬)のグッズは、上野の東京国立博物館のミュージアムショップで販売されています。
美術館には奥さんと一緒に年に数回は足を運ぶのですが、まだまだ不慣れなこともあり、絵画や作品を観るのに集中するので精一杯で、物販のラインナップにまでは気が向いてませんでした。
美術フリークの奥さん曰く「東京国立博物館は物販が充実していて、展示会の期間中でなくともグッズを沢山扱っている」とのこと。
ならば!というわけで、東京国立博物館の公式ホームページを見てみると、話題のグッズのネット通販サイトが有りました!
なんと、ベージュ、ピンク、グレーの3色展開!
扱いやすい25cm × 25cm
お肌に優しい綿100%
安心の日本製(と言うか、鉄板品質の『今治タオル』!)
※今治タオルは吸水性がもうハンパないです!!
財布に優しいお値段税込み660円
ただ残念なことに、冒頭のツイートを気に人気に火がついたのか、ネット通販ではすでに品切れ中となっていました。(ホントに流行ってるんだなぁ(^o^))
また、ネット通販のサイトでは見かけませんでしたが、ハンカチの他にもTシャツやクリアファイルが、グッズとして存在するようです。実店舗のある東京国立博物館まで足を運べば、実物が拝めることでしょう。
あいにく最近は、コロナやインフルなど人混みを歩き回るのには用心が必要な状況ですが、落ち着きを取り戻した頃に、グッズのショッピングがてら上野を散歩するのも良いですね。きっとその頃には桜も見頃になっていることでしょう~。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、今回はこのへんで!
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