今回はExcelマクロでCSVファイルを読み書きするツールの紹介です。
CSVファイルはExcelがインストールされているパソコンであれば、ファイルをダブルクリックすることで開けますが、この方法ではデータを正しく読み込めない場合があります。
例えば0で埋められた数値「001」「002」「003」などは「1」「2」「3」と頭のゼロが省かれて表示されます。
数字として読み込んでもらいたい「2019」が「2019年」に変換されてしまうこともあります。
Excelの自動変換を避けるには?
これらExcelのお節介を避けるため『テキストファイルのインポート』機能を使用すると、CSVファイルの列ごとに「文字列」「数値」「日付」…と表示形式を指定して読み込むことができる訳ですが、、、手順が煩雑ですし、UTF-8のCSVファイルを読み込むと文字化けが起きるなど、ファイル内容を編集する以前にモチベーションが下がることもしばしばです。
CSV File Editorについて
このツールは、ExcelでCSVファイルを編集する際の手間を減らすことを目的に作成しました。
CSVファイルを読み込む際に、セルの表示形式を”文字列”に設定することで、Excelによる
データの自動変換を極力発生させないようにしています。
Excelの計算式や関数を使用したい場合は、ファイルを読み込み後、セルの表示形式を
“標準”に変更してください。
改行コードについて
このツールでは、CSVファイルの行数を、改行コード(CR+LF)をもとに処理しています。
改行コードがCRもしくはLFの場合は正しく処理できません。予めご了承ください。
ファイルの読み込み
「ファイル入力」ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが表示されます。
読み込みたいCSVファイルを選択してください。
“CsvFile”シートに読み込んだCSVファイルのデータを表示します。
また、入力するCSVファイルに対して、以下の項目を設定できます。
入力ファイルの設定
- 文字コード
読み込むCSVファイルの文字コードを指定してください。
このツールは、文字コードを自動的に判別することはできません。
SJIS、UTF-8が選択可能です。 - ヘッダー行数
読み込むCSVファイルにヘッダー行が有る場合、行数を指定してください。
指定した行数はウィンドウ枠が固定されます。 - ストライプ設定
読み込んだデータの背景を、1行おきに着色します。 - 列幅調整
データ読み込み後に、列幅調整をします。 - 改行コード
読み込むCSVファイルの、行末の改行コードを選択してください。
1つも選択しない場合は、ファイル入力ボタンがクリックできなくなります。
ファイルの出力
「ファイル出力」ボタンを押すと、ファイル設定ダイアログが表示されます。
CSVファイルを出力する場所と名前を指定して、「保存」ボタンを押してください。
また、出力するCSVファイルに対して、以下の項目を設定できます。
出力ファイルの設定
- 文字コード
出力するCSVファイルの文字コードを指定してください。
SJIS、UTF-8、UTF-8(BOM)が選択可能です。
以下はダウンロードボタンです。
マクロの機能改善は気分次第でおこないます。
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