格安SIMのおすすめ料金プランとスマホの使い方とは?【体験談】

前回の記事でスマホ本体と格安SIMの契約は済んだので、今回は実家で行った仕上げについてのお話です。

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Wi-Fi接続をできるようにする

実家の私の部屋にひっそりと置かれ(放置され)ていた、無線LANルーターのSSIDとパスワードを確認し、両親のiPhoneに登録します。

設定としてはこれだけですが、Wi-Fiで使用している周波数帯(2.4GHzと5GHz)の話を簡単に説明しておきました。

Wi-Fiが使用する周波数帯と特性

無線LANの規格のひとつ。通信に使用する周波数帯が2つあり、それぞれ利点と弱点がある。

  • 2.4GHz…壁や床などの障害物があっても電波が届きやすい。反面、電子レンジなどの家電も同じ周波数を使用しているため、電波干渉が起こると通信が不安定になる。
  • 5GHz…Wi-Fi専用の周波数のため、電波干渉が起きにくい。このため通信が安定している。反面、壁や床などの障害物があると電波が届きにくい。
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iPhone SEの初心者(シニア向け)設定

Wi-Fiに接続したことで、パケット通信量を気にすることなくネットに接続できるようになりました。格安SIM(マイネオ)で契約した毎月の通信量は3GBしか有りませんので、Wi-Fi接続を活用して節約することが肝要です。

  1. Appleストアからアプリをインストール
  2. iPhone SEの文字サイズ変更(最大化)
  3. アイコンの整理

実際に設定したiPhone SEの画面は、以下のようになりました。

最もよく使うアプリを画面下部(なんて呼ぶんでしょう?)に配置し、
よく使うアプリをメインのホーム画面に、設定変更やApp Storeはホーム画面2に配置しました。

画面下部

  1. LaLa Call
    IP電話のアプリです。”050”から始まる電話番号を取得して、通常の電話よりも割安な料金できます。格安SIMのサービスでは、音声通話は料金が高めに設定されていることが多いので、メインの電話はこちらを使用するように伝えました。通常の電話と比較して、音声品質が落ちるのと、フリーダイヤルが利用できないのが玉に瑕ですが…。
  2. LINE
    家族間の連絡はほぼLINEでしかしなくなったので、両親のスマホにも入れました。フリック入力を習得するまではメッセージ交換は難しいのですが、LINE同士であれば無料で通話できますし、何よりスマホで撮った写真や動画をそのまま送れるのが良いですね。
  3. Safari
    iOSのブラウザですが、ガラケーからスマホに移行したばかりの両親は、殆ど使っていないようです。
  4. みてね
    子供の写真をクラウドに保存して、家族間で共有できるサービスです。今の所、このアプリの使用率が最も高いですね。

ホーム画面1(メイン画面)

  1. カレンダー
  2. 時計
  3. 天気
  4. マップ
  5. 乗換案内
    乗り換え案内のアプリは幾つかありますが、これが一番とっつきやすいかな~と思い、追加で入れました。
  6. 防災速報
    ゲリラ豪雨や熱中症情報を通知してくれるので重宝しているアプリ。両親のスマホにも追加で入れました。
  7. カメラ
  8. 写真
  9. メール

ホーム画面2(サブ画面・管理用)

  1. メッセージ
    SMSはメッセージ交換としてはほぼ使わなくなりましたが、二段階認証ではよく使われるので、この場所に配置しました。
  2. 電話
    格安SIM(マイネオ)に割り当てられた電話番号で使用できますが、ホーム画面1にLaLa CallとLINEがあるので、ほとんど使うことは無いと思い、この場所に配置しました。
  3. マイネオのユーザーサイト
    毎月のパケット使用量の確認や、パケットの追加、プラン変更などができますが、しばらく出番はないでしょう。
  4. 設定
  5. App Store
  6. 便利ツール(上記以外のすべてのアプリ)
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Wi-Fiと4G、MVNO(格安SIM)の説明

さて、ここまででハード面/ソフト面の準備は整いましたが、重要な作業がひとつ残っています。それは格安SIMやWi-Fiの説明です。TVのCMで連呼されているような「ギガ不足」などという言葉には踊らされてほしくないので、最低限必要な概念の理解と、おざなりにされがちな専門用語の意味を知ってもらうことにしました。

そのために次の図と用語集を作成しました。

Wi-Fiと4G

用語集

  1. 4G/LTE
    携帯電話会社の回線のこと。
  2. Wi-Fi
    無線LANの規格のひとつ。通信に使用する周波数が2つあり、それぞれ利点と弱点がある。
    2.4GHz…壁や床などの障害物があっても電波が届きやすい。反面、電子レンジなどの
    家電も同じ周波数を使用しているため、電波干渉が起こると通信が不安定に
    なる。
    5GHz……Wi-Fi専用の周波数のため、電波干渉が起きにくい。このため通信が安定して
    いる。反面、壁や床などの障害物があると電波が届きにくい。
  3. SIMカード
    Subscriber Identify Module Cardの略称
    携帯電話に使われているICチップ。回線の加入者を特定するためのIDと電話番号が記録されている。カードの大きさによって標準SIM、ナノSIM、マイクロSIMがある。
  4. MNP
    携帯電話番号持ち運び制度(Mobile Number Portability)の略称
    現在契約している携帯電話会社の電話番号を引き継いで、別の携帯電話会社と契約すること。
  5. MNO
    移動体通信事業者(Mobile Network Operator)の略称
    自ら通信回線設備を持ち、運用している業者のこと。国内では
    NTT(docomo)、KDDI(au)、Softbankの3社がMNOにあたる。
  6. MVNO
    仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)の略称
    自ら通信回線設備を持たずに、MNOから通信回線設備を借りて、音声やデータ通信サービスを提供している業者のこと。
  7. 格安SIM
    MVNOが販売しているSIMカードのこと。
  8. IP電話
    インターネットプロトコル(Internet Protocol)電話の略称
    インターネットに接続して音声を届ける通話方法のこと。
    通常の電話回線に比べて料金が安いことがメリットだが、回線の状況によって音質が変わる。”050”から始まる電話番号が割り当てられている。フリーダイヤルには電話できない。

嘘にならないように分かりやすく伝えるには、骨が折れましたが、一通りの説明をすることができました。

今はまだフリック入力が覚束ないので、スマホを使いこなすには時間が掛かりそうですが、孫の写真は日々見てくれているようなので(「みてね」のアプリで分かる)、スマホに移行できて良かったなと思っています。

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初期費用とランニングコストの集計

最後に、ここまでで掛かった初期費用と、これから発生する月額料金をガラケーを(料金プランを見直さずに)使い続けた場合の月額料金を比較集計しておきます。

私の両親(特に母親)の場合、月に9,000円ほど支払っていたので、格安SIMに切り替えたことで毎月7,000円近くの節約になります。iPhone SEの輸入などハードの準備に多少の手間は掛かりましたが、初期費用(41,490円)が6ヶ月で殆ど回収できてしまいます。

また、オプションで付けた”持ち込み端末安心保証サービス”も1年後に解約すれば、ランニングコストを更に下げることができます。

  • 初期費用
#項目金額
1端末代金33,875円
2ヤマト運輸1,600円
3初期費用
(契約事務手数料+SIMカード発行料)
3,672円
4手帳型ケース1,250円
5液晶保護フィルム553円
6スマホ初心者用入門書540円
初期費用合計41,490円
  • ランニングコスト(2019年9月まで)
#項目金額
1月額料金1,728円
2オプション
(持ち込み端末安心保証サービス)
540円
ランニングコスト2,268円
  • ランニングコスト(2019年10月から)
#項目金額
1月額料金1,760円
2オプション
(持ち込み端末安心保証サービス)
594円
ランニングコスト2,354円

 

# 月格安スマホ
月額料金(円)
ガラケー
月額料金(円)
差額(円)
(毎月節約分)
差額積算(円)
19月2,2689,0006,7326,732
210月2,3549,0006,64613,378
311月2,3549,0006,64620,024
412月2,3549,0006,64626,670
51月2,3549,0006,64633,316
62月2,3549,0006,64639,962
73月2,3549,0006,64646,608
84月2,3549,0006,64653,254
95月2,3549,0006,64659,900
106月2,3549,0006,64666,546
117月2,3549,0006,64673,192
128月2,3549,0006,64679,838

 

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まとめ

ブログタイトルにある3つのポイントを上げるとすると、次の3つになります。

  1. スマホは使い慣れた端末を購入する。
    (安易にシニア向けの製品を選ばない)
  2. 格安SIMのプランは極力シンプルにする。
    (余計なオプションを付けない)
  3. Wi-Fiの仕組みを丁寧に伝える。
    (技術的な説明をおろそかにしない)

それでは、お先に失礼します。

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