コンビニ印刷した無料型紙を補強したい
レザークラフトの趣味を始めたばかりの頃は、財布やカードケースなど「作りたいもの」は有っても、それらを作るための型紙 は書けない人が殆どではないでしょうか?
ネットで「レザークラフト 型紙 無料」などと検索すると、革小物の型紙データをダウンロードするページが沢山見つかると思います。その中で自分が作りたいものに近い型紙データを手に入れられたとして、次の問題が印刷です。
アラフォーの私にとっては、パソコンとプリンターはセットで持っているのが普通でしたが、最近ではプリンターを持っていない人も増えているので、ちょっとした印刷ならコンビニプリントで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか?
かくいう私も最近は自宅にプリンターは置かずに、もっぱらコンビニプリントを使用しています。(本体は安く買えても、インクの交換費用が高く付いてしまいますのでね。。。)
この記事では、コンビニ印刷した無料型紙をレザークラフトで使えるように補強する方法をお教えしていきます。
型紙の補強に使う道具や材料は?
家庭用/業務用に関わらず、プリンターで印刷した型紙は、まず紙が薄い(コピー用紙なので)ので、そのままでは強度が足りず、レザークラフトの型紙としては使い物になりません。
補強に必要な材料は以下のとおりです。
工作用紙
小学校の図画工作で使用していた、緑色のマス目が描かれた厚紙です。
私の世代(アラフォー)は普通に使っていましたが、今の若い人たちは使っているのだろうか…?
(ホームセンターや文房具屋でA3サイズ5枚入りのものが250円程で売っています。)
木工用ボンド
いわゆる普通のボンドです。(速乾性の白色のものもあります。どちらを使ってもOKです!)
レザークラフトの道具を扱っているようなお店にはほぼ必ず置いてありますし、100円ショップでも売っていますね。定価で買うよりは、100円ショップで買ったほうが数十円お得です。
のりベラ・ジラコヘラ
木工用ボンドを革に塗り拡げるときに使います。写真ののりベラは小ぶりなステンレス製で、使い勝手がよくお気に入りです。
ジラコヘラはやや大きめなプラスチック製で、大きなパーツの型紙を作るときに重宝します。
(東急ハンズでそれぞれ150円/380円で売っています。)
カッターマット
作業用のゴム板です。型紙を作る他にもレザークラフトの作業全般で使用するので、大きめのサイズが有ると便利です。私はプラモデルを作る際に使用していた小さなカッターマットと、100円ショップで売っていた同じサイズのカッターマットを組み合わせて、使っています。
(2枚合わせると22.5cm×30cmになります。)
100円ショップのもの(左側)はサイズこそ同じですが、マットが薄く反ってしまっています(左上隅)。サイズ感は申し分有りませんが、厚さや強度は値段相応といった感じですね。
とは言うものの、作業スペースに余裕がないので、臨機応変に簡単にサイズを変えられるこの方法は重宝しています。
カッター・デザインナイフ
型紙を切り抜く用途のみに使うのであれば、どんなカッターでも良いです。革の切断にも使用する場合は、幅が広く、刃を強く固定できるタイプのものを買うことをオススメします。
(写真のカッターは、東急ハンズで600円で売っています。)
また、込み入った形の型紙を切り抜く場合は、デザインナイフ(アートナイフ)があると小回りが効いて便利です。(写真下のペン型のナイフ)
(写真のデザインナイフは、ホームセンターで470円で売っています。)
改めて書き出してみると、案外数が多くて驚きましたが、型紙の補強にはレザークラフト専用の道具は使わないので、手持ちのものがあれば充分です。
型紙の補強の仕方
続いて、型紙の補強の仕方を説明します。
型紙の準備
パーツごとの形や寸法などが記された型紙と、それよりひとまわり大きな工作用紙を用意します。
ボンドの準備
ヘラに木工用ボンドを少量つけます。一度に大量に塗る必要はないので、付け過ぎに注意してください。
接着剤の塗布
工作用紙に木工用ボンドを薄く均一に塗ります。型紙側に先に塗ると、紙が反ってしまうので気をつけてください。また、ボンドを厚く塗ると、水分でふやけてしまうことがあるので注意しましょう。
なお、コンビニプリントした場合にはメリットがひとつ有ります。レーザープリンターで印刷することになるので、家庭用プリンターで印刷した場合に比べて、印刷した型紙のパターン(線)が水に強くなります。
型紙と台紙の接着
工作用紙に木工用ボンドを塗ったら、その上から型紙を置いて軽く接着します。台紙の方が型紙よりもひと回り大きいので、接着するときの位置取りがし易いはずです。
型紙の切り出し
木工用ボンドが乾いたら、型紙の線に沿って切り出します。デザインナイフを使えば、曲線もきれいに切り出せます。
型紙(補強済み)の完成
線のとおりに切り出したら、補強された型紙のできあがりです。お疲れさまでした!
まとめ
いかがだったでしょうか?
型紙の出来は革小物の出来に直結しますので、少し手間がかかりますが、一度作れば何度でも使えるので、できるだけ丁寧に作業するようにしましょう。
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